野鳥

オオバンは禿げたクイナ

朝、運河を水鳥の群れが颯爽と泳いでいた。元気がいい。スマホで橋の上から撮る。 黒くて、鼻先が白い。オオバンの群れだった。 クイナ科のオオバンは、鼻から額の、白が目立つので、「白冠鷄」と中国でよばれるのは、相応と思うのだが、モンゴルでは、Халза…

鳥猫探しの散歩にでる

天気がいい、休みだったから、鳥猫探しに、夕方の散歩に出る。 沼には、待望のキンクロハジロが5羽およいでいる。 おお、やってきたか。スマートホンに、小さな望遠レンズをつけて撮影すると、 遠くから、赤いくちばしのバンが、餌でももらえるとおもってか…

キンクロハジロが池にやってこない

近所の池は、今年、ヘンである。キンクロハジロ、オナガガモとにぎやかだった冬の池が、しずまりかえっている。留鳥のカルガモが2羽=上の写真。池の主のようなバンが2羽=写真下。 しずかなので、アオサギがじっと魚をねらっている姿もすぐしれる。 ただ…

浮世絵師大竹政直の鳥の絵

散歩すると、たびたび古本市に出くわし、買ってしまう。読みきれないで次々たまってゆく。なるべく、絵のあるものを買うことにした。 明治25年発行の幸田露伴編「寶の蔵」(復刻版)には、絵が沢山掲載してあった。明治の画家3人が挿絵を担当している。気に…

PONDS IMPASSE=池袋にもジョウビタキは飛来する

2年前だったか、その年の初寒波が首都圏を襲った朝、池袋の繁華街の茂みの枝を、カラフルな小鳥がせわしなく飛び移っていた。スマホで野鳥図鑑を検索して、ジョウビタキ=尉鶲であることを確認した。 今朝も、寒波がやってきたので、街中の茂みを期待して探…

匈奴の王墓の鳥を詮索する

モンゴル内の、匈奴の墳墓群、ノイン・ウラ遺跡の第1号墓から出土した木棺漆絵に、飛翔する鳥の絵がえがかれている。 梅原末治「古代北方系文物の研究」(1938)に、紹介されている。 この鳥の種類をしりたいが、なかなか難しい。 漆の地は、茶色で、鳥…

シラサギの黄色い足指でコサギを判別したこと

橋の上から、潮の引いた運河をのぞいてみると、サギが餌をさがしていた。 鳥に興味をもちだしたばかりだから、シラサギの内の、ダイサギ、チュウサギ、コサギの区別がつかない。 大きさである程度は想像できても、確信がない。やはり、先達の教えは、ありが…

オワゾリール=コトドリのレーベルだった

江戸時代や、中国の清のころもまた、「ことばを真似る鳥」への好奇心が、美しい鳴き声や美しい姿よりも、まさっていたのだろう。 金300目もする九官鳥に対して、孔雀は120目。九官鳥の方が、2.5倍も高く取引されていた。(1756年の取引) とこ…

茶杯に描かれた籠の鳥はハッカチョウか

良い茶が手に入った時には、青花の小さな茶杯でのむ。谷中を歩いていて、ひょんなことから景徳鎮小雅窯の茶杯を3つ買ったのだ。 開放経済後、中国は採算重視になって、景徳鎮の高度な技術は危機的になった。それを日本からも支援して守っている窯らしい。 …

カルガモは紀皇女には似あわない

秋になって、鳥たちも生き生きしている。 休日に、近所を散歩すると、側溝からサギが飛びあがって、電線にとまった。 側溝をのぞくと、獲物のザリガニがいた。 小川には、カルガモが4羽にいて、頭をもぐらせて餌をさがしていた。 仲間のカモが、外国にわた…

カナダの雁とエジプトの雁が喧嘩?

英会話のスチュワート先生が、夏休暇を終えて英国から帰ってきた。 鳥に関する土産話をもってー。 親父さんと、ロンドンの南、ギルフォードでゴルフをしたときのこと。コース内の池で、鳥同士が複数であらそっていて、その喧嘩ぶりが半端でなかったという。 …

南インドカレー店賛歌と、鷹やカワセミのビール

2年ほど前から、休日によく、南インドカレーの店にゆく。 南インドのカレーというのが流行りだしたころからだから、われわれは、単に、はやりっ子の一員だったのだ。しかし、温かいトマトスープや、ホウレンソウ風味のタンドリーチキンなど、メニューで発見…

イソヒヨドリの命名から推測した海洋文化圏

イソヒヨドリは、ヒタキ科ツグミ亜科なので、 英名は、BLUE ROCK―THRUSH=青い岩場のツグミ。 モンゴル名も、ホホワトル ハドニィ タルガルジ=青い岩のツグミ、 中国名も、藍磯鶫=藍色の磯にいるツグミと、ツグミの仲間にしている。 ところ…

夏の終わりに壱岐のイソヒヨドリを思い出した

壱岐の勝本漁港で、夏休みを過ごしたことがある。 港に沢山のいか釣り船が停泊していた。 つりさげられた集魚灯は、予想以上に大きく、よく磨かれていて数も多かった。 夕方、発電機で灯ると、予想以上に眩ゆい光だった。 沖合に出航すれば、この光につられ…

ウズラに夢中、おバカな大名と遊女

ベートーベンが交響曲「田園」で、3つの鳥の鳴き声を再現したことは、前に書いた。 楽聖の耳にかなって選ばれたのは、「サヨナキドリ」と「カッコウ」と「ウズラ」。ウズラは、ちょっと意外だが、ヨーロッパウズラと鳴き声は違うものの、日本でもウズラの鳴…

モリヤさんの素晴らしいカワセミ写真

近所の小川で見つけたカワセミの後日譚。 スチュワート氏の情報では、モリヤさんが最近、あの小川でカワセミの写真を撮影したらしいとのこと。早速、モリヤさんが中心の写真サークルの発表を見に行くと、ホバリングするカワセミの最新ショットが、掲示されて…

カワセミを見て犬を思い浮かべる感覚

モンゴルのカワセミ。 モンゴルの青少年百科事典に描かれたカワセミ モンゴルでは、カワセミは、「犬」に関連付けて命名されている。HOXOЙ ΓAΛУУ(ノホイ ガロー)=犬の雁、犬のガチョウ、とか、HOXOЙ ШOΓШИΓ(ノホイ ショグシグ)=犬のショグシ…

妙技を見ずにカワセミを見たとは言えないか

土曜日の明け方に、近くの小川を散歩した。通勤電車の窓から、サギを見かけるので、近くで見ようと思った。小川に沿って、約1時間往復する。カルガモ、ツバメ、ムクドリ。驚いて飛び立つカルガモは、ちょっと気の毒だったが、飛び方はドンくさい。運動不足…

大作家が少女に見立てた野鳥とは

作家の志賀直哉が、犬が好きなことは小説を読んでうかがわれるが、野鳥に対しても同様だったようだ。 細の実家に、整理する本を貰い受けに出かけると、志賀直哉の小説があった。我孫子在住のころに書かれた「矢島柳堂」をさらりと読んでみたら、モズやバンな…

青い鳥が呼んだ運河のルリビタキ

知人の奥さんから、自作のプリザーブドフラワーを分けてもらい仕事場の卓に飾っている。バラの横っちょで埋もれたような青い鳥がかわいい。 PRESERVED FLOWERは、生花に特殊加工したもので、本物の花びらなのだという。気に入っているが、来…

猫の名がついた日本鴎が心配

ウミネコが北陸で大量死している、とニュースで報じられた。 238羽。鳥インフルエンザの簡易調査では陰性という。 ウミネコは、世界で主に2通りの呼び方があるようだ。 1)黒い尾のカモメ 2)日本のカモメ ABIBASEによると、 1)の黒カモメ派…

きつね火でなく利根川のアオサギだった話

前に書いた釣りの随筆家、佐藤垢石「狸の入院」で感心したのは、利根川中流のアオサギの話だ。 学生時代から鉄砲撃ちとして知られた垢石は、地元の老人に、夜な夜な人魂がでるのは、キツネの仕業に違いないから退治してほしいと依頼された。 垢石が幾夜もか…

沼はカモで賑やかだ

近所の池も鴨で賑やかになった。 今年も、キンクロハジロが数で優勢を誇っている。 第二党のオナガガモは激減、マガモは、コガモ、オシドリとともに少数派に転じて久しい。 「鴨の羽の色」といえば、万葉集以来、「青」の例えとなっているから、鴨といえば、…

フラミンゴのLPジャケットに飛びついた

立川のホテルで祝い事の会合に出たあと、古レコード店があったので、寄ってみた。ジャズLPの箱に、鳥が飛翔する大胆な図柄のジャケットがあった。 ギタリストのバリー・ガルブレイス(1919-1983)のアルバムだった。サイドマンとして、数々の名盤…

「田園」探して、休日に思い巡らせたこと

というわけで、日曜日、ベートーヴェンの「田園」をじっくり聞いてみた。わがレコード棚、CDボックスに、この名曲が見あたらず、DISK UNIONで、中古CDを買ってきた。中古は1種類しかなくて、カラヤン指揮、ベルリンフィルの76年の演奏だった…

ベートーベンでサヨナキドリの声を確かめること

村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に登場する、親鳥が子に鳴き方をおしえるノルウエーの鳥はヤブサヨナキドリだ、と前に推測した。 いい声をしているけれど、カッコーとかホーホケキョとか、簡単に、カタカナ表現できない色々な鳴…

定家のライバルが面白そうだ

国文学に詳しい人は、いまさらなにを、とおもうのだろうが、平安時代から鎌倉時代への移行期にいきた藤原顕昭という人物がなんとも興味深い。「ふじわら・けんしょう」(1130年ごろー1209年ごろ)。 「幽玄」の世界へむかった和歌の藤原俊成・定家親子と、歌…

控えめなレッド・ミッチェルとイソシギと

前に紹介した、猫とベースをひくLPジャケット写真の、レッド・ミッチェルには、ベースをひかないLPがある。同い年の親友、RED KELLYに、ベース演奏をゆずって、レッド・ミッチェルはピアノ演奏にまわっている。 若かったギターの名手ジム・ホー…

鳥が家に入ったら、柳節

神田神保町にある中国粥と紹興酒の店は、大きな柳が目印になっている。柳は安らぎをあたえてくれるからいい、あくせくしなくていいよと。 しかし、目印になるくらいだから、柳が東京の街中からへっているのだろう。 北京の柳 ちょっと、気分がしずんでいるの…

セルボーン博物誌で近所の鳥を照会してみる

「夕風や水青鷺の脛をうつ」 と、与謝蕪村が作句していた18世紀の後半頃、英国南部で、牧師の手つだいをしながら、ギルバート・ホワイトが野鳥を観察していた。 彼の「セルボーン博物誌」(寿岳文章訳、岩波文庫)を古本屋でみつけて、ひろいよみして、愉…