2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

猫用にショールを購入した

コロナ自粛が緩和されてから初めて、神保町の猫の古レコード店に顔を出した。 少しずつ、お客さんが戻って来たという。猫は奥の棚の中でじっとしていたが、呼ぶと出てきた。撫でられるのが好きな猫なので、しばらく撫でて過ごした。 主人によると、コロナ自…

女帝たちと法相宗、華厳宗

休みの日に、孫娘を預かることが増えた。私の部屋が気に入って、部屋にある物を弄りまわす。 朱肉と黒スタンプで手を汚しながら十種類の印鑑を押しまくり、旅先で拾った石や、外国コインを瓶や箱からベッドにぶちまけては、また戻して楽しんでいる。ネクタイ…

ヨーロピアンスタイルの役行者

人間に抱かれるのを断固拒否する我が家の猫も、淋しいのか、ベッドに上がって来て、身体を私の脚にくっつけてくるようになった。 猫が寝ている間に、手に余って来た「弥勒仏」について、フィニッシュを目指して考え続けてみた。 十三重塔から、始めてみる。…

帝王=弥勒説

猫を横目に、弥勒仏に就て気が済むまで、探索することにした。 インドから経典を運び、漢訳して弥勒信仰を中国に伝えたのが、「西遊記」でもおなじみの玄奘三蔵。玄奘は、中国法相宗の礎を築いたとされる。この教えは、「唯識」といわれる。 法相宗のことも…

法隆寺四仏浄土図の如来倚像

猫と一緒に、いろいろと歴史を調べていくと、過去の研究結果から定説とされているものが、ネット上や報道などで、まるで「絶対真実」であるかのように扱われている危うさに気づくことが多い。 私たちが学生の時に教科書で教えられた源頼朝、足利尊氏の画が、…

猫にジャマされ乍らなお弥勒仏を

古代の弥勒仏を調べ出すと、膨大な資料を読まないとならないことが分かった。せめて、要点を掴もうと試みると、早速邪魔が入った。 「一緒に遊んでくれ」と、猫がデモンストレーションを起こしたのだ。パソコンのキーボードの上に坐り込んでしまった。追い払…

八王子の仏像の薬壺

考古学者で、文化財調査でも業績を残した柴田常恵氏について、いままで度々触れてきたが、深大寺の「釈迦如来倚像」についても同氏が明治時代に撮影した写真資料を残していた。 WEBで「國學院大學学術フロンティア構想柴田常恵写真資料目録Ⅰ」の東京の部…