2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

犬の星に乗って

見上げれば、冬の夜空に青白く光るシリウス。 余すところ今年も10日となってしまった。 詩人の笹沢美明が12月のあとは13月が来るのだと思えばいい、という詩を書いていたと記憶する。でも、それは無理だ。 オリオン座の近く、全1等星のなかで最も明る…

鳥に食べられた大文字草

朝、大文字草の花が鳥に食べられた、と細が声をあげている。なるほど花弁のほとんどが、蕊だけになっていた。 食べに来たのは、ヒヨドリあたりだろう。昨日近くの沼を散歩して居たら、しきりにヒヨドリが鳴いていた。明朝もまた、食べ残しを狙ってやってくる…

乱れた十二支が紛れていたのは誰の古墳か

師走に入って、せわしなくなったのに、鏡の呪文などというどうでもいいことを調べ出してしまった。 休日、ジムで汗を流しながら、考え続けている。 上は、後漢時代の中国鏡。十二支の漢字が時計回りに、子(青〇)からぐるりと四辺に3文字ずつ書かれている…

青銅鏡の銘文から空想してみる

古代の青銅鏡の擬銘文を解釈するのは絶対無理だろう。前回書いた、4世紀後半の新山古墳から出土した方格規矩四神鏡。でも、やってみる。仮定に仮定を積み重ねた空想に近いものになるだろう。 上が、十二支。下が、乱れた十二支。 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥 …