2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

未乾作の「ホトトギス」の挿絵

大正、昭和初期の幻の洋画家船川未乾画伯の本を作った後で、不明だった若き頃の作品が少しわかってきた。 大正7年の詩画集(園頼三)のデッサンくらいしか見つけられなかったが、その前の作品が出てきたのだ。 画伯は、未乾と名乗る前、船川貞之輔名で作品…

ねこ図書館長からの手紙

私家版で猫の本3作目を作った。今回は、「猫の居ぬ間に考える」と題して、大正・昭和初期の京都の洋画家船川未乾の装幀本を追いかける内容(「幻の洋画家船川未乾を求めて」)となった。 猫の出番は、「はじめに」だけで少なくなってしまった。 近所の猫好…

木槿垣

近所にある角の家の庭で、木槿がいま見事な花をつけている。 ひと昔前は、この木槿で垣根を作っていたらしい。 正岡子規の知人で国文学者の藤井乙男(紫影)が「木槿垣」の俳句を遺している。 三代の藪医の家や木槿垣 祖父の代から続いている医院で、秋にな…