2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

段ボールの猫屋敷

段ボールの荷物が届いて、空になったものを床に置いておくと、猫が抜け目なくとんできて、箱の中にちょこんと座る。自分の家にしてしまうのだ。 そんな猫の段ボールが増えてとうとう「猫屋敷」が出来て上がってしまった。 当然、年の瀬の大掃除の廃棄対象に…

昭和2年の黒猫

クリスマスまでの期間、近所のコーヒーチェーン店で、「ふちねこ」のサービスをしている。きょうも仲間3人でランチを済ませた後、覗いた。レシート3枚で、箱に入ったふちねこを選ぶことができる。ただし、袋詰めなので、5,6種類のうちどれを選べるかわ…

犬養健からケーベル先生のこと

昭和14年、国民党の康紹武が和平交渉のため長崎港に極秘来日したとき、出迎え役を務めたのが衆議院議員の犬養健だった。長崎から福岡に向かい、雁ノ巣飛行場から内閣が用意した飛行機で一緒に東京に飛んだ。 犬養は、この時の様子を、「飛行機が薄い霧の層…

Take good care of your sight

My cat likes to watch TV , but I don't like him too close.

小説家のころの犬養健

大正14年「改造」7月号には、谷崎潤一郎、佐藤春夫のなまなましい小説に挟まれて、犬養健(いぬかい・たける)の「兼介とその通信」という小品が掲載されていた。 英語辞書編集の孤独な作業に疲れ切った教師の主人公が、妻と5歳の長女とともに、信州の避…

雑誌「改造」-大正14年のケース

総合誌「改造」を発行した改造社について、理解が足りないので、松原一枝「改造社と山本実彦」(2000年、南方新社)を手掛かりにしてみた。 大正8年(1919)に発刊された雑誌「改造」は、政治家を志望していた鹿児島・薩摩川内出身の山本実彦が、政…