2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「田園」探して、休日に思い巡らせたこと

というわけで、日曜日、ベートーヴェンの「田園」をじっくり聞いてみた。わがレコード棚、CDボックスに、この名曲が見あたらず、DISK UNIONで、中古CDを買ってきた。中古は1種類しかなくて、カラヤン指揮、ベルリンフィルの76年の演奏だった…

ベートーベンでサヨナキドリの声を確かめること

村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に登場する、親鳥が子に鳴き方をおしえるノルウエーの鳥はヤブサヨナキドリだ、と前に推測した。 いい声をしているけれど、カッコーとかホーホケキョとか、簡単に、カタカナ表現できない色々な鳴…

定家のライバルが面白そうだ

国文学に詳しい人は、いまさらなにを、とおもうのだろうが、平安時代から鎌倉時代への移行期にいきた藤原顕昭という人物がなんとも興味深い。「ふじわら・けんしょう」(1130年ごろー1209年ごろ)。 「幽玄」の世界へむかった和歌の藤原俊成・定家親子と、歌…

「清俗紀聞」に記されていた凧のこと

凧をトンビ凧、「紙鳶」と表現したのは、日本が英国のkite同様、凧を鳶ととらえていたからと書いたが、「紙鳶」という言葉は日本製ではなく、そもそも江南地方でつかわれた中国語だった。 18世紀後半の江戸時代、長崎奉行の中川忠英がまとめた図入りの「…

凧が、蛸だったり烏賊だったりするのはヘン

連休で、長男が帰ってきたので、一緒に猫をどうぶつ病院まで、検査につれてゆく。待合室では、ミャアミャアと大声でなきまくって、少女に「ウチの猫とちがって、どうしてこんなに元気になくの」となでまわされ、診察室では前回についでウンチをし、「たくさ…

山羊をオンブして自転車をこぐアフリカ人に感心したこと

平安時代の犬飼が、京都の川の深瀬で猟犬をオンブして渡って面白がられたことを、前に書いたが、山羊をオンブして自転車に乗る男性の写真をWEBで発見した。 http://www.funnydrivers.it/tag/capra/ アフリカらしい。山羊が男性を信頼して掴まっている様子…

暑い一日に魚を捕る猫をおもう

猫は魚をくわえる。中国では「魚」は「余」と同じ発音なので、「余」=余剰=ゆとりに結び付くとみて、「魚」を縁起がいいもの、として考えている。「福」と同音の「蝠」=コウモリを、縁起のいいものとして好む様に。 めでたい筈の、魚をくわえる猫の図像を…

近所で鳩が襲われた。犯人はあの黒いヤツか

今朝、鳩が襲われた。場面を目撃したわけではないが、羽根が散乱していた。散乱ぶりが、惨事を物語っていた。 襲撃犯は猫か鴉か猛禽類か。元気な猫は近所に見かけない。チョーゲンボウなど猛禽類も見ない。となれば、黒いキミ、鴉容疑者が怪しい。 鳩の血痕…