2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

上野の山で漱石が口ずさんだのは「こうもり」序曲でなかったか

熊本から戻った翌日の夜、誘われていた東京藝大奏楽堂のコンサートに出かけた。根津駅から言問通りの坂をのぼって、上野の山に出る。新しい仕事場から、近いことを実感する。 サンサーンスの「オルガン付き」を聞いて、友だちとまた根津に戻って、おお田で飲…

立石画伯と柳宗悦との出会いをおさらいした

前回記した戦後の座談会で、立石鉄臣画伯は、台湾を訪問した民芸運動家・柳宗悦のもたらした意味について、はっきり語っていた。 気になって、岩波文庫「柳宗悦 民藝紀行」(水尾比呂志編)をぱらぱらとめくって見ると、「台湾の民藝について」という文章に…

うれしい立石鐡臣展の知らせ

昨年5月、銀座の泰明画廊で画期的な「立石鐡臣展」が開かれて1年、また5月に府中市美術館で「立石鐡臣展―麗しき故郷『台湾』に捧ぐー」が開催される。5月21日から7月3日までと長期間なので、多くの人たちの目に触れる機会となる。なんだか、とてもうれしい。…

盆栽市に付いて行って亀や陶器を手にいれた話

GWの一日は、細に付き合って、大宮盆栽市へ。盆栽歴10年ほどの細は、安価な中型の鉢探しが目的だったようだ。 普段は静かな並木の通りにずらりと店が出ている。凄い人出。途中で、盆栽愛好家たちの人混みから離れて、出店の子供たちが遊んでいる脇の方で…