2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

銀猫を31両で売った西行法師

北尾派の祖で、江戸時代中期に江戸の絵本を仕切っていた絵師北尾重政(1739-1820)の門下には、優秀な3人が居た。絵師としてばかりか戯作者として活躍するものもいた。 窪俊満(南陀伽紫蘭。1757-1820) 北尾政演(山東京伝。1761-…

五劫院の見返り地蔵と大仏殿の女人参詣

見返り仏について探っているが、次に地蔵ついて整理してみた。 日本の中世、どうして地蔵がクローズアップされたのだろう。 どうやら日本製の経典(偽経)が大きく働いているようなのだ。 まずは、地蔵を慕う老尼の姿を追ってみる。 地藏は忙しく毎朝歩き回…