2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

薬草シモツケと行者ニンニクと

秩父札所32番。奥の院にむかうと、すぐ山林だった。修験道の修行の山道でないか、とおもった。秩父の札所14番など、修験道との関係は深い。 秩父は、「行者ニンニク」が名産であり、荒川の道の駅では、行者ニンニク入りソフトクリームを売っていた(食べ…

秩父札所に咲いていたシモツケ

先週、秩父の32番札所で、おもいがけない岩のぼりをした。 途中で、花をみつけた。 シモツケだった。 下野の国(栃木県)に、ちなんで名づけられた、らしい。下野以外でも、日本中の山野で、さいているのに、なんでだろ。 「枕草子」に、野の花、シモツケ…

PONDS IMPASSE=池袋にもジョウビタキは飛来する

2年前だったか、その年の初寒波が首都圏を襲った朝、池袋の繁華街の茂みの枝を、カラフルな小鳥がせわしなく飛び移っていた。スマホで野鳥図鑑を検索して、ジョウビタキ=尉鶲であることを確認した。 今朝も、寒波がやってきたので、街中の茂みを期待して探…

匈奴の王墓の鳥を詮索する

モンゴル内の、匈奴の墳墓群、ノイン・ウラ遺跡の第1号墓から出土した木棺漆絵に、飛翔する鳥の絵がえがかれている。 梅原末治「古代北方系文物の研究」(1938)に、紹介されている。 この鳥の種類をしりたいが、なかなか難しい。 漆の地は、茶色で、鳥…

シラサギの黄色い足指でコサギを判別したこと

橋の上から、潮の引いた運河をのぞいてみると、サギが餌をさがしていた。 鳥に興味をもちだしたばかりだから、シラサギの内の、ダイサギ、チュウサギ、コサギの区別がつかない。 大きさである程度は想像できても、確信がない。やはり、先達の教えは、ありが…

オワゾリール=コトドリのレーベルだった

江戸時代や、中国の清のころもまた、「ことばを真似る鳥」への好奇心が、美しい鳴き声や美しい姿よりも、まさっていたのだろう。 金300目もする九官鳥に対して、孔雀は120目。九官鳥の方が、2.5倍も高く取引されていた。(1756年の取引) とこ…

茶杯に描かれた籠の鳥はハッカチョウか

良い茶が手に入った時には、青花の小さな茶杯でのむ。谷中を歩いていて、ひょんなことから景徳鎮小雅窯の茶杯を3つ買ったのだ。 開放経済後、中国は採算重視になって、景徳鎮の高度な技術は危機的になった。それを日本からも支援して守っている窯らしい。 …