PONDS IMPASSE=池袋にもジョウビタキは飛来する

  2年前だったか、その年の初寒波が首都圏を襲った朝、池袋の繁華街の茂みの枝を、カラフルな小鳥がせわしなく飛び移っていた。スマホで野鳥図鑑を検索して、ジョウビタキ=尉鶲であることを確認した。
 今朝も、寒波がやってきたので、街中の茂みを期待して探したが、他の小鳥の姿もなかった。池袋駅前でも、寒波の日には、ジョウビタキがみられるのだから、うれしい気持になる。
 きのう英会話の先生に、山手線・池袋駅の英訳について検討してもらった。「池」と袋小路の「袋」。袋小路には、フランス語起源で、IMPASSEの語があるので、池袋は「PONDS IMPASSE」ということでおちついた。「ポンズ・イムパス」悪くない。
 
 駅名に前置詞がはいるのは、どうか、と巣鴨駅は、鴨の巣にひっくりかえして、DUCKS NEST。
 鶯谷駅の「谷」は、大きなVALLEYより、VALEがいいようだと、NIGHTINGALE VALE、と修正した。
 全29駅のうち、渋谷と五反田は、難解で、さらに検討することになったが、ほかは大体おちついた。
 品川駅の「品」は、品格と解釈して、RIVER OF GRACE。
 駒込は、一応、馬が沢山いたところ、と文字通り解釈して HORSE PARKING。
 
 英国人の先生は、「山手線の駅名がこんなに、詩的だとおもわなかった。次の五輪で観光客につたえた方がいい」。そうでしょう。
  前の東京五輪のころ、東京の由緒ある地名を、記号のように、ナントカ1丁目にかえてしまったことは、地名のもつ記憶や来歴を、消去してしまう野蛮行為だった、と今更ながらにおもう。
  
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 同僚が庭で実った蜜柑をもってきてくれた。