レコード

5-60年代のカバーデザイン

休日なので、前夜のうちにラフテーと味付け玉子を作り、今朝沖縄そばを湯掻き、それにのせて、細と食べた。ラフテーが今回も固い。細は「圧力なべを使ったらどうか」というが、沖縄の人は普通に柔らかくできているから、もう少し試行錯誤を続けることにする…

1917年ローザンヌのカフェで

休日に、ストラヴィンスキー「兵士の物語」のLPを、翻訳台本に目を通しながら聴いた。第一次世界大戦下に、ストラヴィンスキーが手掛けた作品だ。 ナレーションや台詞が多く、音楽が少ないので、猫のいる古レコード店で手に入れた後、うっちゃっていたのだ…

子猫と椋鳥

届いた「完訳クルイロフ寓話集」には、猫が登場する話が9つあった。 イソップなどギリシア時代からの物語なのか、オリジナルなのかは分からない。 猫は、食糧を盗み食いする存在として描かれるのが大半だが、川カマスに忠告し命を助ける猫、狼に村人のこと…

ショスタコーヴィチに寓話を教えられる

ショスタコーヴィチが16歳の音楽学校生の時に作曲した小曲を聴く。猫の居る古レコード店で、LPの入った箱の上に置いてあったのだ。前の客がLPを取り散らかして、この1枚だけ買わずにそのまま放置してあった。せっかくなので、それも加えて買った。 「…

ホフマンとのすれ違い

若いころ、細と幾度か台湾旅行に出かけ、台北の繁華街でショッピングを楽しみ、レコード店でも買い物をしたものだった。台湾、香港の歌手のカセットテープのなかに、クラシック音楽のテープも置いてあり、漢字表記のアシュケナージのカセットを見つけ買った…

猫とアシュケナージを聴いてみる

猫と一緒に、アシュケナージの演奏を聴きながら、つらつら、思ってみる。 アシュケナージは、20歳ほど年長のソ連の2人のピアニスト、ギレリスやリヒテルをどう見ていたのだろう。確認してみた。 「アシュケナージ 自由への旅」によると、音楽院に入学した…

ソ連時代のアシュケナージ

かつて社会主義体制のころのA国の在日大使館に、知人と出かけたことがある。大使館員と雑談をしていると、大使館員は急に、知人の持つ情報に関心を持ったらしく、机のスイッチを入れ、改まった様子で声を大きくして、A国の言葉で質問しだした。 私はあっけ…

ライナーの伝記に記されたギレリス

私が好きな指揮者は、フリッツ・ライナー(1888-1963)。ハンガリー出身で、渡米後、主にはシカゴ交響楽団で活動した。DVDで指揮の様子を見ると、ほとんど腕を動かさず、大変地味なものだ。今だったら絶対人気が出そうにない。重度の肩こりのせ…

惚れ惚れとする若き日のギレリス

猫のいる古レコード店で、手に入れたギレリスのLPがほかにもある。 若き頃の演奏録音を編集して、87年にソ連のメロディアから発売されたものだ。 モスクワで急死して2年後。LPには追悼の意味があったのだろう。 若き日のキリっとした表情の写真を嵌め込…

ギレリスとリヒテルに関するメモ

ギレリスについて、自分なりに整理してみた。 エミール・ギレリス(1916-1985)は、16歳の時、1933年全ソビエトピアノコンクールで優勝した。これがその後の運命を決めてしまった。 ソ連の独裁指導者たちは、「芸術活動」をさかんに政治利用し…

エミール・ギレリスの最期

猫のいる古レコード店で手に入れたサイン入りLPのせいで、ソ連時代のピアニスト、エミール・ギレリス(1916-1985)のことを知りたくなったと、前に記した。 とくに、LPに入っていたプログラムの英国リサイタルの翌85年に、モスクワで突然死しているの…

本物らしいギレリスのサイン

猫のいる古レコード店では、思いがけないレコードに出会う。 ロシアのピアニスト、エミール・ギレリスの英国発売のRCA盤を買ったときもそうだった。家に戻って、さあ聞こうと思った時、ジャケットに、ボールペンのサインを見つけた。E GILELS と読…

ミドリさんに贈られたリヒテルの10吋LP

猫のいる古レコード店に行く。 神保町に少しずつ人が戻ってきているが、一本裏道となるとまだまだだ。 レコード愛好家の年寄(私もそうだが)の足が遠のいているのだそうだ。 「妻に外出を止められて、そちらへ行けない」と、常連の年配客から連絡があったそ…

エレメンタリーに出てきたコーラカル1

新型コロナ蔓延のため、自宅でじっと過ごす。 NYを舞台にシャーロック・ホームズと女性のワトソンが活躍する連続ドラマ「エレメンタリー7」の最新放送をWOWOWオンデマンドで見ることにした。 合成オピオイドのフェンタニル(「合成ヘロイン」)が殺…

泣菫が取り上げたパデレフスキ

神保町の猫のいる古レコード店で見つけては買い込んでいるピアニスト・パデレフスキのLPレコードが溜まってきた。なにせ、1860年に生まれ、1941年に亡くなっている昔の世代の演奏家なので、時々音楽会に一緒に行く知人に話をふっても、まったく興…

レコードで出会ったビューイックの木版画

レコードの棚から久しく聴いていないものを引っ張り出したら、 英国の版画家で、博物学者でもあるトーマス・ビューイック(1753-1828)の版画がジャケットに使われた「イングリッシュ・オーボエ名演奏」(トリオ)が出てきた。 ビューイックはギルバート・ホ…

内田JAZZコレクションからヘビクイワシへ

出張の合い間に、岡崎市の中央図書館にある「内田修JAZZコレクション室」を覗いた。内田さんが昨年末亡くなられ、一度足を運びたかったのだ。 富樫雅彦さんのドラムセットが展示してあった。昔、EWというJAZZレーベルのMさんに連れられて富樫さん…

サクラ耳だった古レコード店の猫

仕事を終えて、久しぶりに神保町の古レコード店を覗きに行った。戸口で店のオス猫が外を見ていた。 「あれ、寒いのに今日は店に出てますね」と店番のご主人に声を掛けると、 「やはり、夕方になると、奥から出てくるんですよ。夜行性ですから」 パーセルやヘ…

なぞのジャズLPは、コロンビアのサン・アグスティン遺跡群

4月から忙しくなる。今は猫を可愛がりながら、レコードを聴くのが、至福の時だ。 しかし、探偵ものが好きで、謎があると、ついつい探ってしまうゆえ、謎のレコードジャケットにも反応してしまう。 例えば、ジャズ・ギターのジム・ホールの「concierto」(7…

猫のいる中古レコード店で見つけたブラジル盤

先だって、よく行く神保町の古レコード店にはいったら、胸の高さに置いてあるジャズレコードの箱の一角で猫が丸くなってスヤスヤ眠っていた。ぎっしりレコードが詰まった狭い一角に、猫のスペースが作られているのだった。 起こさないように、静かにレコード…

オワゾリール=コトドリのレーベルだった

江戸時代や、中国の清のころもまた、「ことばを真似る鳥」への好奇心が、美しい鳴き声や美しい姿よりも、まさっていたのだろう。 金300目もする九官鳥に対して、孔雀は120目。九官鳥の方が、2.5倍も高く取引されていた。(1756年の取引) とこ…

フラミンゴのLPジャケットに飛びついた

立川のホテルで祝い事の会合に出たあと、古レコード店があったので、寄ってみた。ジャズLPの箱に、鳥が飛翔する大胆な図柄のジャケットがあった。 ギタリストのバリー・ガルブレイス(1919-1983)のアルバムだった。サイドマンとして、数々の名盤…

控えめなレッド・ミッチェルとイソシギと

前に紹介した、猫とベースをひくLPジャケット写真の、レッド・ミッチェルには、ベースをひかないLPがある。同い年の親友、RED KELLYに、ベース演奏をゆずって、レッド・ミッチェルはピアノ演奏にまわっている。 若かったギターの名手ジム・ホー…

ジャズベースの上の猫

随分前、赤坂のライブハウスで、米国のベース奏者と雑談したことがある。 彼は、ズービン・メータが指揮者だったころのロサンゼルス響の団員だったが、ジャズ演奏の道を選び、来日して小さなライブハウスで仕事をしていた。 気さくな黒人で、身の上話を自ら…

ハープシコードとワタリガラスの研究家がいた

世界で、ワタリガラスのあつかわれ方は 1 賢い鳥 2 不吉な鳥 に2分されることがわかった。 2 は、とくに欧州。「a bird of ill omen」 として、魔女のように、数世紀にわたって大量に駆逐されたようだ。 ハープシコードに、ワタリガラスの…

憂歌団を聴いて、更に赤い鉢巻にこだわる

久しぶりに、憂歌団の名前を見た。朝の通勤途中、訃報でー。 仕事を済ませ、スチュワートの英会話も終えて、我が家で、レコードを探しまくって、LP「rolling steady」を見つけて聞く。 「当れ! 宝くじ」 Sleepy John Estes と共演した憂歌団…

ROXY MUSICの鷹狩りジャケット

再び鷹狩りについて。 モンゴル、トルコ型=右腕 日本、韓国、欧州=左腕 と、鷹匠が鷹を止める腕が、民族によって左右の別があることを、言ってきた。 日本流の左腕のルーツが知りたくて、朝鮮半島の付け根あたりは、どうなのか、気になっていた。 最近、中…