赤色

白秋の絵と大正4年「雲母集」

北原白秋の墓は、多磨霊園にある。年2度の細の実家の墓参りで、周りの区画を歩いていて白秋の墓に出くわした。随分と大きな目立つ墓だった。 白秋は晩年、杉並・阿佐ヶ谷で暮らしていたようだ。白秋が発行していた短歌雑誌「多磨」。Y書房で手に入れた「多…

誰がミソサザイを殺したか

ヨーロッパコマドリの赤い胸毛が、キリスト伝説とつながったことは、もっと古くからのコマドリの赤毛の象徴性が、キリスト教によって変容した可能性がある、のではないか。 ヨーロッパコマドリは、今でも欧州で、ミソサザイと深い関係があり、対で語られるこ…

ヨーロッパコマドリの胸の赤は

血の滴が、かの人の顔の高貴な造作に沿って、したたり流れた。 Droplets were TRICKLING DOWN along the noble features of HIS face. トリクリング ダウン。 トリクル ダウンは、こんな風に使われ…

赤いニシンのこと

「赤いニシンってなんだ」 USオープンテニスの女子決勝で、敗者のセリナ・ウイリアムズが審判に、「SEXISM(女性差別)」だと抗議し続けた行為は、赤いニシンだ、とBBCのHPで、英国のプロテニス選手グレグ・ルーゼドスキー氏が書いていた。 RE…

赤い頭が雷神の使いの印

雷神の使いとされたヨーロッパのクワガタムシは特徴がある。オスの角、つまり大あごの部分だけが、やたら赤いのだ。ヨーロッパミヤマクワガタという。 http://homepage2.nifty.com/silverstar/beetle/2008/Luca-cervus08-a.htm 雷神の使いとされるのは、この…

クレナヰのヒモに到達するのも難しい

古代の色の話は大変難しいことが分かった。 「古事記」では、黒、赤、青、白の4色しか、記載がなく、どうやら黄色の概念がなかったらしい。 佐竹昭広「古語雑談」(平凡社ライブラリー)に書かれている。 いろいろな色があっても、その4分類に当てはめられて…

赤い椿も青黒く染めてしまう烏草樹

仁徳記の石の比売(いわのひめ)のくだりに、染色に関わるものが集中しているように思う。 赤い紐が濡れて色が落ち、青摺りの衣が赤くなった話のほかにも、「烏草樹(さしぶ)」や「椿」と染色関連の草木が出てくる。 夫の仁徳天皇に嫉妬した石の比売の歌。 …

古代の赤い染料を推理する

赤について考える。 古代の赤の染料について、気にかかる古事記の記述がある。 仁徳天皇が、怒った磐姫をなだめに丸邇臣口子を派遣するくだり。 磐姫はかたくななままだったので、口子は雨の中、腰まで水溜りに浸かり、赤い胸紐が水に浸かり、着ていた「青摺…

倉敷考古館の鉢巻おじさんや、肥人の鉢巻のこと

鉢巻おじさんとか、鉢巻の馬乗りとか、装飾須恵器に、多くの鉢巻人物像があるのを知った。 倉敷考古館の「よもやまばなし」に、何回かに分けて紹介されている。実に興味深い。 http://ww51.tiki.ne.jp/~kura-kouko/yomoyama39.html 装飾須恵器は、古墳時代後…

たたら製鉄の番子の鉢巻

色のことは、色の専門家の話に耳を傾けるのが一番だろう。 赤い鉢巻のことだ。 「 上村 六郎染色著作集5」に、「たたら師の赤い鉢巻と赤褌」という一稿があった。 「『山陰民俗』第十号によると、池田和生氏の『千種たたら聞書』と云う報告の中に、兵庫県宍…

埴輪の鉢巻は赤、と推論する

ハチマキを2廻り巻く像というのは珍しい。 この埴輪が出土したのは、埼玉県加須の古墳。 図像、立体像では見たことがない。 あえて近いものを探すと、文献で、また、スガルに結びついてくる。 スガルは、「日本霊異記」の第1の説話に出てくるのだが、次の…

憂歌団を聴いて、更に赤い鉢巻にこだわる

久しぶりに、憂歌団の名前を見た。朝の通勤途中、訃報でー。 仕事を済ませ、スチュワートの英会話も終えて、我が家で、レコードを探しまくって、LP「rolling steady」を見つけて聞く。 「当れ! 宝くじ」 Sleepy John Estes と共演した憂歌団…

力士埴輪の赤い鉢巻

ジガバチの英名は、主に2つあって、 1は、腰細の特徴から、thread-waisted wasp 糸の様な細い腰の蜂 2は、red-banded sand wasp 赤い帯模様の砂の蜂 http://photozou.jp/photo/show/151134/28645122 ジガバチは赤い腰の赤が特徴だ。 「日本霊異記」の登場…