なぞのジャズLPは、コロンビアのサン・アグスティン遺跡群

 4月から忙しくなる。今は猫を可愛がりながら、レコードを聴くのが、至福の時だ。
 しかし、探偵ものが好きで、謎があると、ついつい探ってしまうゆえ、謎のレコードジャケットにも反応してしまう。
 例えば、ジャズ・ギターのジム・ホールの「concierto」(75年録音、CTI)。
 
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 中南米の古代石像とまでは分かるが、果たしてどこのものなのか、気になって仕方ない。ジャケットには、写真の説明はない。
 こつこつ探すしかない。マヤ、アステカの石像は、まったく違う。紀元前のオルメカ文明の石像は顔の表情が似ていた。しかし、口をつぐんだものばかりで、歯をむき出しにしたこの写真とは違う。
 
 半日かかって、分かった。コロンビアのユニセフ世界遺産、サン・アグスティン遺跡群のものだった。写真の石像は、サン・アグスティンの考古公園で撮影されたもののようだ。目と目の間の深い溝のような皺、牙、歯をむき出した表現。間違いない。
 
 
 5-8世紀ごろの、北アンデスの文明らしいが、はっきりしたことは分かっていないようだ。まあ、コロンビアで栄えた古代文化の石像だと判明したところで、よしとしよう。
 
 次に、これはなんだ。
 
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ギリシャか、ローマか。