鳥にくわしいわけではない。
1995年「ねじまき鳥クロニクル」①②をよんで、ねじまき鳥がうちの近所にもいることに気づいた。
ギィー、ギィーという鳥の鳴声。
これはねじをまく音ではないか、と。
オナガだった。
数羽で行動することが多く、耳ざわりな声だとおもっていた。
主人公はエリという女性と、林のなかで何度もくりかえされるメロディーをきく。エリは、「親鳥が子供たちにああやって啼き方を教えているんだよ」「ここへ来るまで私は知らなかった。鳥たちがいちいち啼き方を教わらなくちゃならないなんて」 と主人公にいう。
そんな鳥がいるのだろうか。
欧州で、親鳥が巣の中で、ひなに美しいなき方をおしえる、とされる鳥はいる。
ナイチンゲール。いいつたえ、なのだろうとおもう。
AVIBASEで探索すると、全13種のうち、
Common Nightingale サヨナキドリ
Thrush Nightingale ヤブサヨナキドリ
Siberian Rubythroat ノゴマ
の3種類。
thrush nightingale の thrushはつぐみ、のことだ。
グレイと茶。みた目は地味ではある。
独特で、不思議ななき声、ではある。鳥同士でなき声をかわしてもいる。
ヤブサヨナキドリが、ホントにその鳥の「正体」なのか、たしかめようがないけれど。