朝、大文字草の花が鳥に食べられた、と細が声をあげている。なるほど花弁のほとんどが、蕊だけになっていた。
食べに来たのは、
ヒヨドリあたりだろう。昨日近くの沼を散歩して居たら、しきりに
ヒヨドリが鳴いていた。明朝もまた、食べ残しを狙ってやってくるのだろうか。
花が大文字の形をしているので、ダイモンジソウという。「大」という文字は、考えてみれば、不思議である。
京都五山の
送り火、大文字の
送り火は、「大」という文字を山で焼く。奈良でも大文字の
送り火が行われていて、その寄付集めの大の文字の大団扇が家にある。
なんで、大なのだろう。あれは、大でなくて、五角形あるいは、☆を象っているのかもしれない。
五芒星、PENTAGRAM。
陰陽道の
安倍晴明の晴明紋でもあり、魔よけの呪符としてしられる。大という文字は、五芒星を意味していたのではないか。