カワセミを見て犬を思い浮かべる感覚

 モンゴルのカワセミ
 イメージ 1 モンゴルの青少年百科事典に描かれたカワセミ
 
  モンゴルでは、カワセミは、「犬」に関連付けて命名されている。HOXOЙ ΓAΛУУ(ノホイ ガロー)=犬の雁、犬のガチョウ、とか、HOXOЙ ШOΓШИΓ(ノホイ ショグシグ)=犬のショグシグ(不明)とか、まあ、”犬の鳥”扱い。
  中国語でカワセミを「魚狗」と呼ぶ例があるように、水中の魚を、長いくちばしで、素早く捕まえるカワセミの攻撃的な動作が、口で獲物をくわえる犬を連想させるのだろう。
 
 いま僕らの中で、この青い小さな宝石の様な姿を見て、犬を連想する人はどのくらいいるだろうか。
  いっぽうで、モンゴルでも青いガチョウ ホフ・ガローとか、緑のガチョウ ノゴーン・ガローとか、小さな宝石ならではの命名もされている。
  
 俊敏な空飛ぶ宝石ならではの、極端な2種類の名前。