2014-01-19 沼はカモで賑やかだ 野鳥 和歌短歌 近所の池も鴨で賑やかになった。 今年も、キンクロハジロが数で優勢を誇っている。 第二党のオナガガモは激減、マガモは、コガモ、オシドリとともに少数派に転じて久しい。 「鴨の羽の色」といえば、万葉集以来、「青」の例えとなっているから、鴨といえば、マガモ、コガモだった。 http://k-kabegami.sakura.ne.jp/kamikoutikouyou/20.html 江戸時代、宣長門の水野豊満の歌。 「あしの葉は霜がれぬれど水鳥の鴨の青羽の色はかはらじ」 鴨の青緑の色は、江戸時代に至っても「青」と表現される。 鴨の色は、TEAL BLUE 、あるいは、TEAL GREENといわれ、青とも緑とも見えるのに、8世紀の日本の歌人が「あお」といって以来、緑まで容赦なく、青にされてしまった。 「水鳥の鴨の羽の色の青馬を今日見る人は限りなしといふ」(大伴家持) 鴨の羽の色は、信号僟の色として今も、受け継がれている。緑に見えるのに、「青」という。 p・チェンバースのリーダーアルバム「Go」 青信号は、鴨の羽の色に似ている。青信号を見て、マガモを思ってみたりする。