猫の名がついた日本鴎が心配

 ウミネコが北陸で大量死している、とニュースで報じられた。 238羽。鳥インフルエンザの簡易調査では陰性という。
 ウミネコは、世界で主に2通りの呼び方があるようだ。
  1)黒い尾のカモメ
  2)日本のカモメ
  ABIBASEによると、
1)の黒カモメ派は、 フランス、ロシア、中国、モンゴル
2)の日本カモメ派は、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、チェコフィンランド
  
 英語では、black-tailed gull とともに、Japanese  gull とも呼ばれている。
 生息地はユーラシア、北米、中国と広い。
 日本カモメ派が、欧州に多いのは、オランダ経由で認知されたせいなのか。江戸時代に、シーボルト博士が日本の動植物を図鑑で紹介している。
 3万羽を超えるウミネコの繁殖地、蕪島八戸市にあって天然記念物になっているから、日本のカモメという命名はおかしくない。
 八戸の北、下北半島六ヶ所村泊港で朝、ウミネコを間近で観察したことがある。目を合わせると、目をそらし、こちらが移動してまた目を合わせると、また、目をそらしたのを覚えている。結構かわいい。
 
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 鳴き声が猫に似ているから、ウミネコと呼ぶのは、日本だけでない。韓国でもゴヤンイ=猫、カルメギ=カモメ(ゴヤンイ・カルメギ)というらしい。もっとも、カモメ自体を、猫に似た鳴き声から命名したと思しき例はほかにもある。
 MEEUW オランダ語でカモメ。発音を聞くと、ミューウと聞こえる。ドイツ語のMöwe や、ポーランド語のMewa に対応し中世ドイツ語のMEVEから由来するらしい。はたして猫との関連が出てくるか。
 
 北陸のウミネコ不審死が気にかかる。なんたって「日本のカモメ」だし、猫という名がついているのだし。