2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

猫のための龍泉白剣

真夜中の猫の活躍は大分落ち着いてきたが、夜のジャンプは、昼間の猫の動きから想像もできないほど高いことが判明した。天井近くの高い棚やら、コートハンガーのパイプにのぼっているのが見つかった。 その上、前脚を出して、扉の上の壁にかけてある、おもち…

よひらが咲いて下葉の蛍を思う

我が家に紫陽花の鉢があるが、もうだいぶ前から花をつけていて、ガクアジサイかと思って、細に確認すると、「ヤマアジサイかもしれない」という。いずれにせよ、よひら(4つの花弁)で、「毬」に例えられるアジサイとは違う。 和歌は苦手だが、藤原定家の歌…

竈猫と香炉猫

真夜中、猫が箪笥の上や棚などに乗って、物を次々に落として騒いでいる。音が響いて、目が覚める。細は寝不足になり、カッカする。猫は夜行性だから、夜もかまって欲しいらしい。 香炉を落とすのが一番困る。朝確認すると、床に灰が散らかっている。わが部屋…

スガルについて新たに判ったこと

日本書紀に登場し、三諸山の大蛇を捕らえる怪力「蜾蠃(すがる)」について、触れてきた。中国でジガバチを意味する蜾蠃=カラ=の漢字名が、何故すがるに付いたのか、興味を持ったのだ。 すがるという言葉は、宮沢賢治の歌に登場。今もハチの意味の岩手方言…

嵯峨野の花とネコジャラシ

京都・嵯峨野の住職から頂いて、持ち帰ってきた寺の庭の草花が次々と花咲かせている。 春が来てイワセキショウの白い花が咲いたと思ったら、今度はホタルブクロの花が咲いた。 ホタルブクロは花の形から、釣鐘草ともいわれるが、初夏の花。通常6月になって…

カイツブリと鵜の女帝

神功皇后の名が、オキナガタラシヒメと、カイツブリに関係したように、別の古代の女帝に別の潜水する鳥の名がついているのが、面白いと思っている。 持統天皇(645-703)だ。鸕野讚良(うのささら)という。鸕の表記だが、鵜のことだ。 中国語では、…

大宮公園の息長鳥、シナガドリ

休日、盆栽村の大盆栽まつりの帰り、大宮公園へ寄って池畔のベンチで一休みした。一羽の鵜が飛来して目の前で潜水した。鵜は潜ったままなかなか水面に出てこない、目を凝らしていると、はるか向こうで浮き上がった。 小さなカイツブリも1羽居て、目の前で頻…

噴火と鎧と

榛名山・二ツ岳噴火で埋もれた金井東裏遺跡(群馬県渋川市)のことを書いた手前、あらためて調べなおしてみると、発掘が進んで、知見が深まっていることが判明した。 目に付いたのはー ◆鎧(札甲)を着たまま発見された男性の近くで、新たに首飾りをした女性の…

噴火のニュースと水沢うどん

ハワイ島キラウエア火山の噴火や地震のニュースが続いている。マグマが道路の裂け目から噴出している映像に驚いた。同じ噴火でも恐怖のあり方が違う。飛騨の御嶽山、草津の本白根山の噴火では、火山弾が飛んでくる恐怖感を映像が伝えた。 黄金週間のある夜、…

不作のタケノコと美食のイノシシ

タケノコは日本全国で豊作だったと思い込んでいたら、そうでなかったことが、連休の一日、房総をドライブしてわかった。昼食で入った外房・長南町の蕎麦屋の主人が、あんまり地元の野菜の自慢をするので、 「ことしはタケノコも豊作だったでしょう」と聞いた…