2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

仕事の合間に猫を見にいったわけでは

渋谷・神南の「たばこと塩の博物館」が今月いっぱいで移転のため閉館するので、仕事の合間にあわてて出かけた。 展示物には、犬や猫のイラスト入りの興味深い明治時代のマッチがあった。 鼠を追う猫のデザイン=上図=は、猫はペットではなく鼠を捕る役目を…

フラミンゴのLPジャケットに飛びついた

立川のホテルで祝い事の会合に出たあと、古レコード店があったので、寄ってみた。ジャズLPの箱に、鳥が飛翔する大胆な図柄のジャケットがあった。 ギタリストのバリー・ガルブレイス(1919-1983)のアルバムだった。サイドマンとして、数々の名盤…

とりとめのない化け猫話

猫が老婆に化ける話が、江戸時代、各地で広がっていた。 不思議なのは、「耳袋」に、武家が、母親を化け猫だと確信して、斬り殺してしまう話が2つ掲載されていることだ。 奉行の根岸鎮衛が巷間に流布する不思議な話を集めたものだから、実話でないとしても…

猫が「化け猫」に間違えられないためには

上越・浦佐の毘沙門堂の猫面がきっかけで、化け猫のことが気になっている。 化け猫の判定材料のひとつは、猫が人語を話すこと。 我が家の飼猫も、毛玉をはいたときや、餌を食べた後、のどの奥で、ムニャムニャと声を発することがある。 ミャーとか、ニャーと…

コチャバンバ行きのバスで白亜紀まで

高校時代の友達たちと、魚百でのむことになって、神保町にでかけたら、1時間も早くついたので、古レコード店、古本ガレッジセールで買物をし、伯剌西爾珈琲で時間をつぶした。 その時、永井龍男「コチャバンバ行き」(72年)の初版が二束三文の扱いだった…

戦前の「台湾小説」を読んで、日本が106度と気づく

台湾で再評価されている画家の立石鉄臣さんについては、何度か触れてきたが、立石さんが装丁した戦前の植民地時代の「台湾本」を手に入れて読んでいる。 濱田隼雄の小説「南方移民村」(昭和17年、海洋文化社)。立石さんが装丁した台湾本は、高価で取引さ…

滋賀県のオルドス式銅剣から想像してみる

琵琶湖の北西岸の高島市の弥生遺跡から、オルドス式風の銅剣の鋳型が発見され、日経ほか一般紙が大きくとりあげていた。長さは、29・5㌢。 鋳型が拵えた銅剣を再現すると、こうなるらしい=左下。 オルドス式銅剣は こんなだから、柄頭の2つの輪=双環が…

旅行で出くわした猫面と聖徳太子

旅の終わり、上越新幹線・浦佐駅前、毘沙門堂の石段下の店で、猫面を見つけた。 白猫と黒猫の、大小4種類。紙製。ちょいと怖い顔をしているが、猫だからいいかと、白の小を買った。裏を見ると、毘沙門堂の「化け猫」で、魔よけだった。 毘沙門堂の化け猫に…

長岡花火で思ったこと

知人にさそわれて、長岡花火をたのしんできた。スケールにおどろいた。フェニックスという花火は、信濃川に沿って、光のドームが出来あがる。高々と打ち上げられた正三尺玉は、天空で開花し、こちらに、光が降りそそいでくる。 平日であろうと、長岡空襲の慰…