狛犬

マチスの狛犬について

猫のいる古レコード店にまた出直して、買い物をしたが、レコードもストラヴィンスキーの「夜鳴きうぐいす」(Le Rossignol)など買って帰った。 アンデルセンの原作を元に、ストラヴィンスキーが作曲した3幕の短いオペラだ。 LPのジャケットに…

夏の終わりの三峯オオカミ

夏の終わりに秩父の温泉宿に細と泊まり、帰りに三峯神社に参詣してきた。 お犬さま、山犬さまとして、オオカミを信仰する御眷属信仰の神社なので、狛犬に代わり「大口真神」=オオカミの阿吽2体が境内を守っていた。 いくつかある大口真神の中に、「神田市…

祇園祭で見かけた生きものたち

知人たちに誘われて、京都へ祇園祭の前々日の宵々山から出かけた。 祭のことは皆が伝えているので、祭の期間中に出くわした「生きもの」たちをご紹介。 顔付じゃがいも 宵々山の夕、錦市場近くの八百屋で見つけた。じゃがいもに眼、眉、口が描かれていた。 …

表慶館のライオン像続き

東博の狛犬型ライオン像について、新たに分かったこと。 ○仮説 ライオン像は、主として沼田一雅氏が上野動物園のハーゲンベック動物園から購入したライオンを参考に造形した。 正しいか、間違いか。 1)ライオンは上野に不在だった ライオン2頭は、明治3…

狛犬風、表慶館の2頭のライオンについて

東京国立博物館に「みちのくの仏像」展を見にいった。展示物が少なかったので、構内を散策する。 表慶館は3月下旬からの展示の準備でしまっていたが、 玄関前を守護しているライオン2頭を観察すると、 右手は、口を開き、 左手は、口を閉じていた。 そう、…

正月の日経紙で見つけた鬼龍子の文字

湯島聖堂の鬼龍子について思いめぐらしていたら、1月3日付日経新聞に、塩見一仁さんが寄稿した「狛犬の歴史文献にみる」が掲載されていた。目を通すと、遼東半島の鬼龍子という文字がありびっくりした。 同氏の近所の吹田市の伊射奈岐神社の狛犬は、カエル…

首里の玉陵にもひもを噛む石獅子が

噛む獅子は、沖縄・首里にもある。 世界遺産、琉球国王の墓所「玉陵(たまうどぅん)」の、赤い矢印のあたり。 ひもを噛んだ石獅子が立っている。 シーサー(獅子狛犬の沖縄版)ともちがう獅子像だ。こちらはオスで、メスは手前の屋根に立っている。 都合3…