首里の玉陵にもひもを噛む石獅子が

 噛む獅子は、沖縄・首里にもある。
 
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 世界遺産琉球国王墓所「玉陵(たまうどぅん)」の、赤い矢印のあたり。
 
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      ひもを噛んだ石獅子が立っている。
 
 シーサー(獅子狛犬の沖縄版)ともちがう獅子像だ。こちらはオスで、メスは手前の屋根に立っている。
 都合3体が墓所をまもっていて、もう1体はよく見かける石獅子で、2体の間に、背中をピンと伸ばして鎮座している。
  第二尚氏王統の歴代国王が眠る陵墓。邪からまもる獅子は、凛とした姿を想像するので、真ん中の獅子はイメージ通り。
 
 
 しかし、玉を結んだひもを噛む、お父さん獅子、子どもを抱えたお母さん獅子は、なんだか、のどかにみえる。
 
 
    
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 沖縄が交流していた中国風の獅子像らしい。
  しかし、ひもを噛むオスは、巨を噛み、帯を喰う、守護神像の伝統のなかにいるし、子どもをだいたメスもまた、両手で抱え、ときに口にいれてたべるような風体の、汎太平洋のネコ科守護神像=下図=のなかにふくまれる、とかんがえられなくない。
 
    
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 しらべなおして、みようかとおもう。
 
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 玉陵は、首里高校の目の前にある。訪問したとき、首里高校OBのわが親友を思い出して、ここに通っていたのか、と観察したものだ。の友だちの奥さんは、秋に東京で、神楽獅子舞の襲名披露をするという。
 久しぶりに、獅子頭に頭をかんでもらおうか、とおもう。