うさぎ

ウサギとスズメの山野草を択んだ

秋に山野草の会に初めて行って手に入れたヒキノカサが、めでたいほど黄色の花をつけたので、春の山野草の会の知らせに、細について、いそいそと出かけたのだった。 愛好家が出品した鉢を見て回る。伊吹山や琉球の名がついた山野草ー。私は、シコタンハコベ(…

都の兎と冷やし中華の謎がとけた

京の知人は、祇園祭宵山の様子をFACEBOOKに上げていた。「38度を超えて汗だく」だと。昨年同様、函谷鉾、菊水鉾、占出山と回ったようだ。 昨年、祇園祭の宵山の昼、皆で貴船の右源太で川床料理を楽しんだが、店の襖で見つけた兎のデザインの由来が…

因幡の茶うさぎ

同僚の鳥取出張が連続したせいで、ウサギの菓子の土産が続いた。因幡の白うさぎ〔米子市〕を象った饅頭、焼き菓子。うさぎが描かれた、とっとりせんべい〔鳥取市〕。ウサギが鳥取のPRキャラクターになっているのに気付いた。 白うさぎの饅頭、焼き菓子など…

江戸時代からウミウサギ

江戸時代に、とんでもない貝の図鑑がでていた。江戸の旗本、武蔵石寿(1766-1861)が、服部雪斎に画をかかせて、991種の貝を紹介している「目八譜」(もくはちふ)。 目八というのは、目と八を組み合わせると「貝」になるからとのこと。 全15巻の…

貝類研究の平瀬与一郎の記したウミウサギ

ウミウサギの命名のヒントを知りたくて、まず、日本の貝類研究の礎を築いた人を調べてみた。淡路島に生まれ、私財をなげうって、貝類研究に打ちこみ、京都・岡崎に貝類博物館を建設した平瀬与一郎に行きあたった。 京都で平瀬商店などを構えていたが、宣教師…

誰がウミウサギといったのだろう

白くて丸いと、ウサギを連想させるようだ。貝にも、ウサギの名がついたものがある。 ウミウサギ。 貝の飾り棚からとりだしてみる。長さ11センチほどあった。 だが、ウサギに見たてるのは、一般的ではないようだ。英語だと、EGG SHELL。卵と見てい…

兎の鬼龍子があるのだった

「鬼龍子」という本があることが判って、古本をとりよせた。1964年刀江書房から翻訳が出たドイツ人エドワルト・フックスの著作。そもそもは1924年にミュンヘンで出版されたものだった。 読んでみると、明代の陶製の鬼龍子のみを紹介したものだった。…

モンゴルでも兎はちょっと傲慢?

実家を整理した時、モンゴル語を初めて教わった際の教材「基礎モンゴル語教本」が出てきた。親は、何故かこういうものを大事にとっている。 そうそう、一年生の僕らは、「はりねずみと兎」という短文を読まされた。うさぎ年生まれの僕は、イソップ寓話「うさ…