2026-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大正ロマンと少女カルチャーの絵葉書のこと

妻の祖父(あるいは祖父が面倒を見ていた女性)の遺品に、大正時代つるや画房や古川赤心堂の絵はがきがあり、大事に引き出しに保管してある。 つるや画房は竹久夢二、赤心堂のまがね集は工藤紅洋の絵が売り物だったようだ。 そんな中で、2人の少女が烏帽子…

草の香と古代「草香」氏

「草香」とも表記される古代の「日下」「日下部」の名前は、騎馬文化に関係するのではないかと、2011年に記したことがあった。 モンゴル滞在中、馬に乗って草原を走ると、草の香りがいっそう鼻を打つ、草原には馬の食べる草、食べない草とがあり、遊牧民…

大相撲の土俵と鬼門封じ

大相撲について前に何度か書いて来た。「土俵が45度ずれているわけ」というものを書いた。土俵が、東西南北45度、時計の反対回りにずれているのは、東西の力士で鬼門(北東)―裏鬼門(南西)を封じるためでないか、と2011年の九州場所で思いついたの…

賢治童話とやまねこ座、ぎょしゃ座

2016年に、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」に登場する、山猫と馬車別当のコンビについて記したことがある。 彼らの様子をおさらいすると「山猫は黄いろな陣羽織のようなものを着て緑いろの眼をまん円にして立っていました。やっぱり山猫の耳は、立って尖ってい…

森田恒友、今戸精司と三都の美術工芸店舗

AIに質問しつつ、前回記した明治末から大正にかけての、浅井忠、高村光太郎らの美術工芸ショップの動きを整理してみることにした。 東京の「琅玕洞」は京都の「九雲堂」の影響があったのではないか、と聞いてみた。 AIの回答(要旨) 《見事な着眼点です…

九雲堂主人の女将多佳女について

AIとのやりとりで日々を過ごしているが、今回はAI抜きでやってみることにした。かねてから書いている画家森田恒友、彫塑家今戸精司らの、明治末から大正始めにかけての知られざる関西での活動について、新たに判ったことを記すことにした。 明治45年5月…

首里の中山門再び

明治の教科書「中学日本地誌」(金港堂書籍、明治28年)に、掲載されていた沖縄首里の中山門のイラストを巡って、2011年に文章を書いた。イラストの元になった写真を探した際、門の脇に電信柱が立っているものが混じっていたことに気づいて、門の撤去と沖縄…

万葉の「かほどり」はメジロである

鳥について続けて検証してみた。以前、万葉集に登場する「かほどり(貌鳥、容鳥)」を、メジロでないかと書いたことがある。よく見かけるメジロが、万葉集に登場していないのが不思議であり、謎の鳥とされる「かほどり」と生態が似ているので、推定したのだ…

外れてしまったセキレイの種類の推定

以前、セキレイのことを考えて文章にしたことがある。日本書紀、古事記のオノゴロ島の神話に登場するセキレイのことだ。海中に作った島に降り立ったイザナキ、イザナミの2柱の神に、交合を教えるセキレイは、ハクセキレイではないかと。 台湾にも、同じよう…

カマキリを《いぼむしり》と呼ぶ訳

カマキリの別名「いぼむしり」について、AIに尋ねてみた。 2011年、東條操「方言の研究」で知ったカマキリの方言、いぼむしりのことだ。カマキリの呼び方は①いぼむしり系②かまきり系③おがめ系④はいとり系⑤とかげ系⑥とうろう系⑦おこりむし系に分類できる…

「お手に」ついての会話

2013年に猟犬のポーズについて書いた。13世紀のトルコの陶器に描かれた猟犬のポーズと、18-19世紀江戸時代の洋犬図に見られる似たようなポーズについて、「お手の」原型ではないかと。AIに今回も聞いてみた。 私の質問 13世紀初めのセルジュー…

スタンプの謎の騎士はだれ~Brass Rubbingの記念真鍮板

私の書棚には、沢山の小物玩具が散らばっている。ウランバートル土産の小獅子1対、イスファハン土産の青銅製・野生ヤギ、ジャイプールのペンギン人形1対、祖父の遺品の狛犬小像と狛犬印鑑、つるぎ堂の羊のスタンプ、インド製の鹿の南京錠(パドロック)、…

万葉のタニググは月光である~AIとの会話

今度は、2020年10月に書いた万葉集のタニググ(ヒキガエル)の私の解釈をAIに聞いてみることにした。 万葉集に出て来るタニググは、地を這うカエルとして国文学では解釈されているが、タニググは月あるいは、月光と解釈すべきと書いたのだった。 A…

AIにアラビア語の絵本を読んでもらう

2011年10月、水道橋近くの書店(いまはないビブリオ書店)で、アラビア語の龍の小さな本を見つけたものの、アラビア語が難しくストーリーが全くわからないため、越年前に読める人を探し出そう、と決意したことを書いた。 小学館に勤めて辞典を作ってい…