2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

パンペリーとモナドノック山

米国ニューハンプシャーの図書館からは、「ラファエル パンペリー」の本は、廃棄図書ではないこと、でも、そのまま、手元において読書を楽しんでください、という丁寧なメールが来た。 パンペリーに関連して、図書館の西方にあるモナドノック山のことも書か…

パンペリー本の蔵書票

幕末に、幕府から要請され米国が派遣した幕府のお抱え地質学者に興味を持っている。 ラファエル・パンペリー(1837-1923)。相棒と共に1862年に来日、幕臣と蝦夷地(北海道)で鉱物資源の探査旅行をし、5人の日本人に鉱山開発や貨幣製造の、貴…

冴え返りつつ春なかば

寒い日が続きながら、春も確かなものになってきた。 冴え返り冴え返りつつ春なかば 泊雲 今年は、例年以上に、西山泊雲の上の句を思い浮かべることが多かった。 泊雲のことは前に触れたが、丹波二泊のもう1人、泊雲の弟で、俳人の野村泊月(1882-196…

シュメルのアンズー鳥

古代エジプトでは、ワシタカ類のエジプトハゲワシ、ハヤブサが崇拝され、聖鳥、霊鳥とされた。 メソポタミアでも、ワシの霊鳥がいた。 アンズー鳥だ。ライオンの頭を持つ鷲で、シュメル神話に登場して活躍し、都市国家ラガシュの遺跡などから図像が沢山発見…

内田JAZZコレクションからヘビクイワシへ

出張の合い間に、岡崎市の中央図書館にある「内田修JAZZコレクション室」を覗いた。内田さんが昨年末亡くなられ、一度足を運びたかったのだ。 富樫雅彦さんのドラムセットが展示してあった。昔、EWというJAZZレーベルのMさんに連れられて富樫さん…

時天空のこと、天国のこと

すこし前の話だが、1月31日に大相撲・元小結の時天空、間垣親方が亡くなった。37歳の早すぎる死への驚きとともに、よほどモンゴルでも人気があったせいなのだろう、モンゴルのオノードル紙のWEB版は、7枚の写真、2本の動画を掲載して報じた。 小結昇進後の…