2015-05-17 赤い頭が雷神の使いの印 小子部スガル 赤色 雷神の使いとされたヨーロッパのクワガタムシは特徴がある。オスの角、つまり大あごの部分だけが、やたら赤いのだ。ヨーロッパミヤマクワガタという。 http://homepage2.nifty.com/silverstar/beetle/2008/Luca-cervus08-a.htm 雷神の使いとされるのは、この頭部の鮮明な赤のせいではないだろうか。 というのもー。 まず日本のライチョウをみてみよう。なぜ、雷の鳥なのか。ライチョウのオスもまた、頭部が赤い。赤い肉冠で、上部はギザギザ。繁殖期が近づくと、色が顕著になる。 これが、雷神の使いの印とみられたのではないか。 http://www3.famille.ne.jp/~ochi/rai1.html 偶然でなければ、欧州と日本と共通項があることになる。 雷の手下ではないが、日本の古代の神話、伝承には雷をとらえるスガルが登場する。スガルは、頭に赤い蔓を巻いていた(日本霊異記)とある。 赤い頭の雷神の使い探しは、ゆっくり始めてゆこう。