モンゴル鷹狩りの決定的な違い

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 モンゴルでの映画撮影で見た馬に乗った鷹匠
  右腕にイヌワシをとめて、狩猟する。
  イヌワシを用いたモンゴル西部のカザフ族の鷹狩りはHPで確かめることができる。
 
 右腕に鷹をとめるのは、中央アジアでも同様だ。
 ところが、日本は、古代から左腕にとめて鷹狩りをする。
  太田市・オクマン山古墳の埴輪、江戸時代初めの大津絵も左手。
 
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 日本とモンゴルの鷹狩りの差異。
  高校時代、平凡社から発行された真っ青な装丁の「日本民族の起源」にノックアウトされ、江上波夫氏の騎馬民族説に心躍らせたものだ。
 が、調べてゆくと、日本に入った騎馬文化は大陸のものとは変形していたことが分かった。
 とくに、騎馬文化にかかせない鷹狩り作法での大きな違い。
 
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 おまけ。我が家に伝わる梅鷹図。蒼鷹が描かれている。
 中近東、中央アジアの草原の鷹狩りではハヤブサが重宝されたが、森の多い日本では、蒼鷹が好んで鷹狩りに使われた。