知人の庭の猫と花

 休日に、家族で知人の珈琲店へランチを食べに行った。奥武蔵の山並みが間近で、空気もいいので、気持ちがいい。

 

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 孫娘もつれていく。冬以外は庭に花が咲き乱れているので、花摘みを楽しみにしているのだ。私は、駐車場の横で、ホオズキを見つけてひとつ摘み、赤い実を出したところ、孫娘は、「ミニトマト!」と声をあげた。

 

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 我が家の猫は、子猫の時、ここの庭に徘徊していたノラだった。知人家族は、この猫に目を付けて、夜間に庭に面したガラス戸を開けて、餌箱にやって来るのを待ち受けた。何回かトライし、なんとか猫を捕まえることに成功したのだが、明かりをつけると別のノラ猫だった。

 トラネコで、知人は当てが外れたが、結局、この猫を飼うことにし、今も一緒に暮らしている。

 

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 その後、捕えそこなった子猫の方は、足を骨折して衰弱していた。このままでは、死んでしまう、と隣家の夫婦が心配し、知人家族と協力して、子猫の捕獲作戦を敢行。4人がかりで回りを囲み、なんとか捕まえて、動物病院に連れて行ったのだった。

 

 隣人夫婦がしばらく飼っていたが、他に3匹の飼猫がおり、知人も2匹飼っていて手一杯。事情もよく呑み込めないまま、我が家が引き取ったのだった。

 

 譲り受けてしばらくは、猫の写真をスマホで撮って、知人宅に送って、隣家の夫妻にも見てもらっていた。時間がたつと、ついつい、報告の間があいてしまう。

 この日、知人から、隣家の奥さんが、どうしているかなあ、と猫のことをつぶやいていたよ、と教えられた。4年経って、まだ気にかけてくれているのだった。

 

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 猫の近影を📧で送って、見てもらうことにした。

 

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 蹴り際、孫娘が、庭で自分で摘んだ黄色い花を、髪に留めているのに気づいた。

 我が家は、知人の庭から、たくさんのものをもらっているのだった。