早朝散歩と「犬の樹」

 運動不足になっているので、天気が良ければ午前6時前後、川沿いの道を隣駅近くまで歩いて、戻ってくる散歩をしている。親子、夫婦連れでジョギングする人も、結構多い。

 川岸の桜並木は花が散ってしまったが、ハナミズキの並木は咲き誇っていて、目を楽しませてくれる。

 

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 ハナミズキは英語でDOGWOOD。なぜ「犬の樹」といわれているのか。前に調べたことがあったが、諸説あってはっきりしないので、忘れてしまった。

 ただ、古い時代の英語にDAGWOODという言葉があって、それがDOGWOODになったという説は覚えている。DAGはDAGGER(短剣)のように鋭利なものを指し、ARROW(矢)なども含まれる。硬く、細く、鋭利な武器のようなものをいうらしい。実際いまでも木剣や木製ナイフがDOGWOODで作られている。

 散歩の途中立ち止まって、幹を触ってみると、ものすごく硬い。まるで石の柱を撫でている感触だ。切ったり折ったりするのも大変そうだ。白やピンクの花にばかり目が行って、硬い幹や枝には気が付かなかった。

 

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 この説だと犬とは関係ないので、おもしろくない。

 早朝犬を散歩させている人も多く、ハナミズキの根元でうんちをする犬がいて、終わるのを待ってあわてて袋にとっている人を見かけることがあるが、関係ないか。

 

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 川では、コサギ、ウが貪欲に小魚を捕っている。対照的にアオサギはじっと水面をにらんで動かない。コガモカルガモが番、家族で遊泳し、時折、河面をカワセミが猛スピードで滑空して去ってゆく。