動物像が溢れている楽しさ。
いるいる動物が。例えば、展覧会カタログの表紙写真。アメンヘテプ3世の王妃ティイのレリーフにも、動物が。

ワシタカの猛禽類に興味があるので、どうしても翼を広げた鳥に眼が行ってしまう。

冠の後部に描かれているのは、エジプトハゲワシだろう。聖なる蛇が正面に、後部にエジプトハゲワシというのが、エジプト王冠の典型。
というのは、2つの王国があったエジプト先王朝時代、
上エジプト王国のシンボルがエジプトハゲワシで、
下エジプト王国のシンボルが蛇だったから。

エジプトと言えば、猫が欠かせない。
あった、

17ミリの指輪。第18王朝の5ー6ミリの像が横たわる猫を象ったものという。これだけかい。

展示のスフィンクス像は、シッポがやはり右に曲がって後ろ足に巻き付いていた。これも猫の仲間か。シッポをじっくり見て、満足して戻った。