アオドウガネを3日だけ飼う

 7月に入って、舗道で踏みつぶされた昆虫を多く見かける。昨日の朝は、カマキリ、コガネムシの無残な姿を見た。数日前は、舗道で1羽の雀に咥えられ、抵抗する小さなコガネムシを見た。一度はすり抜けたものの、雀もあきらめない。何度も突いては咥えようとしていた。通勤途上だったので、結果を見ないまま、立ち去った。
 
 スチュワートさんと水曜日の夜に「教室」で話していたら、コガネムシの仲間のアオドウガネがいた。
 光につられて入ってきたらしい。家に持ち帰り、虫かごに入れた。
 
イメージ 2 
集英社「原色昆虫百科図鑑」の立石鉄臣さんの画
 
 昆虫図鑑を見ると、クリとか広葉樹の葉を食べると書いてある。細の制作中の盆栽のなかに、葉の多いハゼノキがあったので、枝を折って籠の中に入れておいた。ハゼはウルシ科の広葉樹だから。
  朝になると、窓辺にかけた虫籠から小さな糞がこぼれているのが分かった。見ると、口が動いていて、葉を食べていた。
 
 その夜、日曜画家の先輩の横浜での展覧会から戻り、酔眼で籠を見ると、ハゼノキの葉は乾燥していた。また、細に内緒でハゼノキの枝を拝借して、虫籠に補填しておいた。
 
イメージ 1 
 
 朝アオドウガネに、舗道をうろうろしないように注意してから外に放った。