モンゴルのガルーダは、首都ウランバートルの市章だった。しらなかった。
執金剛の頭の上や、
釈迦像の頭部にえがかれたりしている。
「赤」の鳥として、モデルのワシタカがさがされ、赤茶色の翼をもつ Brahminy Kite(ブラミニィ鳶)が原型にあげられているようだ。
haliastur indus 和名では、 シロガシラトビ(白頭鳶)という。
赤の翼と、白の頭、胸の対照が美しい。
ウランバートルの市章のガルーダは、こういう色をしている。
ウランバートルとは、ウラン=赤い、バートル=英雄。20世紀始め、「ソ連指導下」の社会主義化で、首都も赤い英雄という市名にかわった。社会主義崩壊後、赤い英雄の意味を、赤の神鳥、ガルーダに換骨奪胎させたのだろうか。
(続く)