カザフスタンの国旗は草原鷲

 wowowで、ボクシング世界戦に挑戦した石田をみたが、カザフスタンのチャンプに一蹴されてしまった。リング上では、防衛したゴロフキンの後ろで、カザフスタンの真っ青な国旗がひろげられていた。
 
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  この国の国旗も、ワシタカがえがかれているではないか。太陽の下、まるで日を背おうように鷲が翼をひろげている。
 ソ連から独立した1992年、あらたな国旗としてデザインされたという。鳥のモデルは、カザフスタンに生息する、ソウゲンワシ=草原鷲、steppe eagle 。
 金色にえがかれているが、実際は茶、黒茶。ステップ、沙漠地帯、サバンナでくらす。
 
 生息地のひとつ、モンゴルでは、タルバジイ ブルゲド、タルバジ鷲という。徳廣弥十郎「日蒙漢辞典」(ビブリオ)によると、タルバジは「ワシ(背が黒く、翼に斑点のある鷲)」とある。茶色で、背が黒く、翼に斑点のあるのは、まさに、草原鷲。ワシタカは、いまなお、そこに共に住む人々の誇りになっている。