モンゴル的ガルーダ発見

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 昔旅行したモンゴルの首都ウランバートルから持ち帰った市内地図が出て来た。
 外国人観光客用に無料で配布したものなのだろう、部屋を整理していて見つけた。折畳式の地図の表紙上部に、気になるマークがあった。
 
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 牛のような角があって、蛇を両足でにぎりしめている「怪鳥」。日本の天狗に似ている。 
 おそらく、「ガルーダ」=「カルラ」というインド神話の鳥王だろう。蛇を握りしめている図柄から類推できる。神話の中でガルーダは、ヘビと戦い続けている。
 ガルーダは、インドネシアでは国章になっている。
 
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 インドネシアの国章ガルーダは、ヘビのかわりに、帯をつかんでいる。「多様性の中の統一」という国のスローガンが帯に書かれている。1949年に決定したデザインで、鳥のモデルは、ジャワクマタカをイメージしたものという。確かに、鷹のようなガルーダだ。
 モンゴルのガルーダは、密教の法具を持ち、頭上に3つの如意珠を置き、ヤマーンタカ(大威徳明王)のような角が生えていて、ラマ教色をかもしだしている。
 
(続く)