気になる内モンゴル その2

 内モンゴルのデモの情報は、今日の日本の一般紙でも、ますます大きく報道されるようになっています。
 
 中国人(漢族)に偏見はないつもりですが、嫌なところが一つあります。大国主義が身についていて、気が付かない人が多いことです。
 ほんの一例ですがー。
 北京で、人のよい中国人観光ガイドと、やりあったことが一度ありました。チンギスハーンの話になったとき、ガイドは「チンギスハーンは中国人だ」といいはるのです。
 「彼の子孫が中国に国(元)を築いた、チンギスハーンは、中国の地方に生まれた、れっきとした中国人です」
  そう主張しました。中国グローバリズムなのですね。
 
 内モンゴルの鉱物資源を狙って、驀進する中国の市場経済内モンゴルの自然、環境、そしてなにより伝統文化へのリスペクトに欠けているのです。
  今回も、別の価値で生きている人、少数派の思いを、分かろうとしない心配があるのです。
 中国グローバリズムとの、格闘は、今後もっと具体的になって、日本も強いられてくると予言します。