週末、風邪でダウンしてしまった。
浅い夢につまらないことばかり、でてくる。
少し回復して、
以前から少し気になっていたことをおもいだした。
「なんで、カゼっていうのか」
風と風邪。
中国語では「感冒」
韓国語では「カムギ」というらしい。「感気」という漢字からきているようだ。
英語は、「a cold」
いずれもさむ気をかんじる、ことからそうよばれることになったのだろう。
風とはつながらない。
中国には「感冒」のほか、「傷風」という表現がある。
風の病、あるいは、傷んだ呼吸=風、ということなのか。 すこし、日本の「風邪」にちかくなる。
モンゴル語では
かぜをひくことを、「サルヒ アワハ」。(棈松源一・新蒙日辞典)
風をえる、風をもらう、という。もろ、の表現をしている。
「フイト アワハ」(徳広弥十郎・日蒙漢辞典)
さむ気をもらう、という表現もあるが、
風と風邪と、ストレートなつながりは、日本とモンゴルと近いとおもう。
風が冷たいところでないと、こうならないだろう。
沖縄では「げーち」という。漢字だと、「咳気」。
咳(せき)のイメージ。
河鍋暁斎のタカの絵は
風神を滝壷に、おいおとす激しい図柄。
風邪も一緒に、やっつけてほしい
「鷹に追われる風神」(1886)