2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山田史はタカに縁があることが判った

日本書紀の述作者については、森博達さんが解明に近い分析をしている。「日本書紀の謎を解く」(中公新書)で、巻1から巻12までと、巻22、23は、山田史御方(やまだのふひと・みかた)が書いたとしている。 先に記した、金鵄の巻3、倶知という鷹の巻…

トビとハイタカが混線している

哀しきは、動物園の鷹たち。このトビも、捕えられなければ、大空で輪を描いていたろうに。前回、フランスのことわざで、「ノスリはハイタカにはなれぬ」というのを紹介した。人に懐いてしまうノスリは、頑張っても、気高いハイタカにはなれない、という意味…

本当かいな!ヘディンの見た鳶

ヘディン「さまよえる湖」(岩波文庫)を初めて読んだ時から、気になっている一節がある。ヘディンが、幻の湖ロブノールを探し、クム・ダリア川を進む時、1羽のワシタカ類を見つける箇所だ。 「『サル』というのはトルコ語で鳶のことをいうが、この名は皇帝…

土曜日にはウイグル・レストラン

土曜日には家族で、ウイグル料理を食べに行くことが多い。シシカワブから始まって、ワンタンスープのチュチュレ、鶏と野菜炒め、ミートパイのグシトン、焼きうどんのソメンと食べる。 主人は、ウイグル人。 3.11の大地震の後、店に行くと、中国人の従業…

チベット、雲南も古代日本流のよう

馬子や騎手が、馬をひく際、馬の手綱を、馬の右側から取るか、左側から取るか、について触れたが、さらに、こだわってみる。 世界を見渡して多くは、馬から見て、左側からひいているのだが、古墳時代の埴輪の大半は、馬子が、右側から取っていて珍しい、こと…