2017年に気になったこと

ことし出会って、気になったことの整理。
 
1)祇園祭の函谷鉾の前垂れのゴブラン織り「水を汲む女」
 
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 1718年 豪商沼津宇右衛門が寄贈したベルギー製。旧約聖書創世記「イサクに水を供するリベカ」を題材にしたという。
 以下、アブラハムが息子イサクの嫁探しを下僕エリエゼルに命じ、下僕が出発する下り。
しもべは主人のらくだのうちから十頭のらくだを取って出かけた。・・・彼はらくだを(ナホルの)町の外の、水の井戸のそばに伏せさせた。時は夕暮で、女たちが水をくみに出る時刻であった。彼は言った、「主人アブラハムの神、主よ、どうか、きょう、わたしにしあわせを授け、主人アブラハムに恵みを施してください。わたしは泉のそばに立っています。町の人々の娘たちが水をくみに出てきたとき、娘に向かって『お願いです、あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』と言い、娘が答えて、『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』といったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください」
 
 嫁探しの話であり、人間ばかりか、らくだにも水を分け与える女性こそ、イサクの妻にふさわしいと判断した下りだった。
 
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 祇園祭の山鉾にどうしてこの題材が選ばれたのかは、よく分からない。