床屋のオヤジさんが「出題した」判じもの

 床屋へいくと、近所の情報やら思いがけない話が耳にはいる。
 
 きょうは床屋のオヤジさんが、突然床屋と落語の話を語り出した。
 「落語と床屋は似たところが多いんです」。
 「落語に『無精床』『ぞろぞろ』と床屋の話はあるけど」と応じると、「いやね」とさえぎって、「数のかぞえ方がおなじなんですよ」という。
 
 符丁というやつだ。
 「イチ、ニイ、サンをね、へい、ひき、やま、っていうんです」
 
1が「へい」、2が「ひき」、3が「やま」。
 「なんでそういうかは、わかりません」。
 
5は、「かた」、6は、「さなだ」。
6は「真田六文銭」の「さなだ」かららしい。
 
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 ミステリー小説同様、謎は解けないと気になる。
  2の「ひき」は、「二」の紋、足利将軍の「ひきりょうもん」の「ひき」か。
 
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 ならば家紋で解けないか。
 1の「へい」は、瓶子紋(へいしもん)? 「1」に見えなくないけど。
 
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3のやまは、「山紋」。三ツ山紋がしられる。
 
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 いずれ、判るだろうから、気長にいくことにする。
 
 江戸時代は、駄じゃれが大好きだった。「江戸名所はんじもの」には、鷹や鳥の絵がでてくる。
 
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 右上が、縄をくわえた鷹で、下が、鶴と雉の混ざった絵。ともに、東京の有名な地名を表している。
 たわいないのだが、なぞなぞも解けないとイライラする。
 「鷹」と「縄」で「高輪」は簡単だが、「鶴」の頭=つるの「つ」、と、「きじ」の「築地」は、なかなか判りづらかった。
 
 鶴なのか、鷺なのか、絵が判りづらいし。
 
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 彼岸なので、夕方細の実家に線香をあげに出かけ、近所の沼の傍を歩いていたら、池の中の木の枝に「ゴイサギ」がとまっていた。五位鷺の「五位」とはなんなのだろう。こちらは、ウィキペディアで簡単に解けました。