「お手」をするセルジュクトルコの猟犬

「トルコの陶芸」の犬の絵をながめながら、犬のお手についてかんがえた。
 
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 13世紀初めのセルジュク・トルコのタイルにえがかれた猟犬。
 
 右前脚をもちあげている。「お手の原形」ではないかと。
 
 この猟犬の特徴をかんがえてみた。
 
1)前脚をあげている→ とびかかれない → 服従している
2)尾をたらしている → 戦闘意欲がない
3)頭を後にむけている → 目をあわさない → 襲わない
 
 以上のことは、主人にたいして「恭順」をしめす猟犬の3要素なのではないかと。鷹狩がさかんだったセルジュク・トルコで、猟犬の作法がうみだされたのだろう。
 
 面白いことに、日本でも江戸時代のおわりに、えがかれた洋犬の絵は、
 
この3要素をそなえている。
 
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1)左前脚をあげている
2)尻尾をたらしている(すわっている点がちがうけれど)
3)後ろをむいている
 
「お手」は今では、ペットの芸のひとつになっているが、もともとは、恭順の動作だった、とかんがえていいだろう。
 
 前脚をあげた犬の絵は、13世紀のアナトリア半島より、さらにさかのぼるのだろうか。
 
 時間をかけて、犬の古い絵をさがしていこう。