と昨日付の読売新聞が報じていた。
見つかっているが、バリ島は最南端となる」という。
明治時代も通用していたらしいから、国外で見つかるのは、そんなに珍しくないようだ。
戦前、内モンゴルのシリンゴルにある貝子廟の祭壇近くで、乾隆通宝、嘉慶通宝など清の貨幣に混じって
一枚の寛永通宝を発見した驚きを、都竹武年雄さんが書いていた記憶がある。
寛永通宝は、研究が進んでいて、文字の体裁、裏の文字、模様から、年代、鋳造地(江戸芝縄手、亀戸とか、
信州・松本とか)も分かるようだ。
バリで発見されたものも、もっと詳しく分かるはずで、情報がものたりない。
モンゴル・ウランバートルの街中で、若い男性から、清代の貨幣を土産用に買ったことがある。
直径49ミリほどの大きな「正徳通宝」で、裏は龍虎の文様と、「正徳銭富萬年」
の文字が入っている。
ちょっと、ニセモノっぽいなあ、と思いながらも、大事なモンゴル土産としてひき出しに保管している。