鴆(ちん)という謎めいた鳥がいる。 蛇を食べ、羽に毒があるという。室町時代の『太平記』では足利直義の死因は、この鳥の毒「鴆毒」だ、と記している。 18世紀前半の加賀騒動を扱った巷説では、幼君重照の枕元で女中の幽霊が現れ、鴆の羽根を猪口に浸して…
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