バレンタインデーなので、オフィスにチョコが集まる。どうせ、恋する年齢が過ぎている者ばかりなんだから、と皆でテーブルに出して食べあう。
猫を描いたチョコがあったので、我が家のオス猫にひとつ持ち帰る。もちろん、猫にチョコは毒だから、見せるだけ。
読み続けている、松田毅一少年の「台湾・沖縄の旅」には、結構知らなかったことが出てくる。
とある。訪問した研究所の庭で、松田少年は、クローバーそっくりの草花を見つける。
「少し変っているのでG氏に尋ねると、『これは やはた・・・』 『やはた?』
『そうです、やはたと云って随分根を張り、水分を多量吸収する為農家では非常に嫌います。これからも見て居て御覧。沢山ありますから。』」
やはた草という花を知らないし、沖縄でも見た覚えがなかった。
ムラサキカタバミのことだった。
「江戸末に輸入され、爆発的に繁殖して日本各地で野生化した帰化植物」という。
黒船艦隊が持ち帰る植物あれば、運んできた植物もあったろう。
なお、私の英会話の先生、スチュワートさんは、「ホッチキスは、ステープラーなのに、日本だけ ホッチキスという。輸入製品がホッチキス社だったという説があるが、ペリー提督が日本に持ち込んだからじゃないですか。ホッチキスはマシンガンの弾のことで、米国海軍が特許を持っていたから。調べて呉れませんか」と頼まれたばかり。おそらく違うと考えているが、ペリー提督大忙し、である。