相撲の土俵が45度ずれている訳

モンゴルで、三大スポーツは、相撲、競馬、弓といったところだろう。
 中世日本の武士たちによる競技と、本当に近いと思う。競馬と弓は、流鏑馬と言う形で、合体しているが。
 違うなあ、と思うのが、相撲で、土俵がないことだ。
 日本の土俵は、四神の思想に則っている。
 
玄武=北、青龍=東、朱雀=南、白虎=西の、風水というやつだ。
大相撲では、黒房、青房、赤房、白房が土俵の上に、下がっている。
 
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但し、45度、時計と反対方向に、ずらしてあるのが、気になっていた。
 
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しかし、上図を見てみると、東と西から出て来た力士同士が、東北=鬼門を封じる形で 土俵に上がって、相撲をとることが分かる。
 鬼門とは、北東=丑寅の方位で、鬼が出入りする方角で、忌むべき方角とされる。
 江戸城を守るために、東北の方位=鬼門に、上野の寛永寺が建てられたり、江戸時代には、鬼門封じが重要だった。
 今でも、台湾などでは、鬼門にいる鬼を退治するために、守護神の「神荼」と「鬱壘」像が、門神として貼られている。日本の力士たちも、守護神として、鬼門を封じる役目があったのだ。
 45度ずれた土俵の謎が、解けたように思う。