70年代後半、台湾から沖縄中部に何者かによって持ち込まれたらしい。無毒というが、最大で2㍍70㌢あり、木登りが上手で鳥、哺乳類などを餌にする大食漢なのだそうだ。北部で繁殖すると、ヤンバルクイナが危ない。
沖縄では、草を分けてでもグスクの遺跡めぐりをしたいと思うのだが、今帰仁城、座喜味城、知念城、玉城城と整備された処しか行っていない。あちこちにある「ハブに注意」の看板にひるんでしまうのだ。
沖縄在住の考古学者が、地元でもグスクの研究が遅れたのはハブのせいもある、と記述しているのをその後目にした。考古学にハブは大敵だったのだ。
今はさかんに夏の発掘が行われている。咬まれる数は、夏季が多いが血清療法のおかげで、ハブで死ぬ人はほとんどいない。厚手の靴下、長靴を履いて臨めば、そんなに心配はないそうだ。
どうしたら、ヘビを怖がらなくなれるか。
ヘビの中では愛嬌があるが、やはり、怖いものは怖い。