古代モンゴール語のG取り遊び 2

  古代モンゴール語遊び=母音間のG音について、仮説の遊びを続けよう。
 
   「春過ぎて夏来たるらし白たへの衣干したり天香具山」
  記紀はもちろん、万葉集でも詠まれ、親しまれている天香久山も、G音の残存例で、当てはまると思っている。
   KAUYAMA は、KAUYAMAであると。
 
 こうやま、は、「香山」「神山」「甲山」という表記で、神の山として、今も各地に存在する。例えば、京都の「神山」。上賀茂神社後方の聖山で、山頂には賀茂別雷神が天から下った降臨石があり、広葉樹の原生林が残っている。いわゆる、神奈備山といわれる円錐型の山だ。
 
 大和三山の香久山も、同じような聖山と見なされてきた。香具山は、事実「高山」「香山」「春香山」「天降山」「天指山」とも表記されてきた。
 
 万葉の時代の「香具山」「香久山」は、モンゴルでいえば、よくある「ボグト オーラ」(聖なる山)と似た命名だったのだろう。
 
 竹取物語」の かぐや姫 も 適用できる。KAUYAHIME のG音を取ると、 KAUYAHIME こうやひめ=高野姫となる。かぐわしい、或は、かがやかしい姫ではなくて、具体的な名が浮かんでくる。
 続日本紀に、高野姫天皇と表記された女帝がいる。聖武天皇光明子の娘、阿部内親王こと、孝謙天皇 重祚して、称徳天皇となり、道鏡との密接な関係が取りざたされた。
 
 かぐや姫のイメージとはかけ離れているが、独身で通しているし、関連が出てくるかもしれないと思う。
 
 モンゴール語が、日本語に入り込んだものはあるのだろうか。
 鶴は、現代モンゴル語で、 トグルー という。TOURU:Gを取っ見るとTOURU:トウルー。
 ツルに近くなる。
 
    
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    宮崎のWBCのキャンプ。イチローは、古代モンゴル語では、イチログとなる