骨董好きだった知人の形見分けで、都心まで、石灯籠と五輪塔を取りに行った。石灯篭は実家(留守だった)の庭に勝手に置いて、夕陽の中帰宅した。
夏の夕焼け。夕焼けは、夏の季語なのだった。日本では夏の夕焼けが一番美しいから、ということらしい。
上の写真は、夏のモンゴル草原の夕陽。太陽が遅い時間まで、なかなか沈まないものの、沈むとすぐ真っ暗になってしまう。夕焼けは、ウデシュイーン トヤ =夕べの光 という。
モンゴルで、ハラハラと涙を流すような美しい夕陽、夕焼けを体験した覚えはない。
上の写真は、沖縄・本部(もとぶ)の夏の夕焼け。
やはり、海に沈む夕焼けが美しい。海の向こうに、ニライカナイという別の世がある、と思わせるような情景だった。
家族旅行の初日に、竹富島の遠浅の夕陽に見とれてしまい、真っ暗になって、帰る道が分からなくなってしまったのを覚えている。
形見の五輪塔は、どこに置こう。夕陽が当たる場所がいいのだが。