モンゴル土産で、重宝しているのは、ハエ叩きだ。
ハエは少なくなったが、今年我が家で始めて、ハエ叩きの出番が来た。
ハエ叩きは、モンゴル・ウランバートルの百貨店の1階で買ったのだった。黒いゴム製。見た目はよくない。サンサルのアパートに、家族で数日宿泊した時、ハエが多いので辟易して探したのだった。
全身ゴム製のハエ叩きは、良く撓(しな)う。先の四角いペラペラが、恐るべき瞬発力を発揮する、優れものであった。感じは、ムチに似ている。
買った日に、小学生の子供と7、8匹叩き落とした記憶がある。気配を察して飛び立とうとする一瞬、ムチのようなペラペラが、バシッとハエを撃つのだ。
土産とし手持ち帰り、日本でも効果を上げ、そのまま捨てないでいる。
モンゴル語でハエは、ヤラーという。