沖縄のゴホウラ貝

 平凡な一日だった。
 仕事から帰り、思いついて家人の貝のコレクション棚から、ゴホウラ貝を取り出す。
 重さを計る、600㌘。メジャーで高さ幅を計る、19㌢×14㌢。重くて、デカイ。
 
 沖縄、琉球の水深10メートルのサンゴ礁の砂地に生息する最も大きな巻貝。肉は食べられる。
 潜って捕ったわけではなくて、名護の貝類博物館とかで、買った記憶あり。
 
 この貝が注目されるのは、縄文時代末から弥生時代に、腕輪に加工されて、九州、本土で大流行したこと。邪馬台国の頃にも、愛された。
 
 腕輪の切り出し方も流行があり、考古学者の木下尚子さんの「南島貝文化の研究」によると、ゴホウラ貝の際立った白さ、特徴ある渦巻きが、人気の秘密と推測している。 加工場址も、伊江島渡嘉敷島沖縄本島で見つかっている。寝る前に、耳に貝を当てると、ゴーッと海の音がする。 
                      
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 沖縄の海を中国海軍のフリゲート艦、潜水艦が2日間で11隻、東シナ海から太平洋に抜けたニュースが流れている。いやな感じです。