日出克を聴く

 仕事で疲れていたが、夜、1時間ほど、英国人S先生の英語レッスン。今日は、ナイジェリアの作家ken saro-wiwa の話になった。S先生は、ロンドンで彼の長男と学校が一緒で親友だったという。
 kenは独裁政府に死刑にされたが、長男ら遺族が裁判を起こし、独裁政府を支えたシェル石油から15億円の示談金を得たという。
 
 僕は本当に何も知らない。
 
 じゃあ、「airegin」って、ジャズナンバーを知っているかと、軟派の質問で反撃すると、S先生は「知らない」という。ソニー・ロリンズ作の名作なのにね。「ナイジェリア(nigeria)の反対読みです」。
 
 家に戻って、ジャズでも聴こうかと思ったが、沖縄の懐かしい曲を聴く。日出克の「風の結人(ゆいびと)」「くばの木の下で」。
 日出克は、「風の結人」の前にも、小浜島の詩人、平田大一氏と「ミルクムナリ」の名作を作った。今でもエイサーで歌い継がれている。94年に行われた故郷竹富島での、生(ま)れ島公演を、コンドイ浜で聴いたのは、昨日のことのよう。若き日の、大一氏の踊りも格好良かった。
 
 いまや、2人とも大活躍である。平田氏が、小中学生を組織して、新作組踊り、琉球ミュージカルでバリバリ仕事している姿はまぶしくもある。
 
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